第1章・・・・・・様々なピアノとの出会い


第1節:我家にピアノがやってきた!
1)イースタンとの出会い
2)イースタンピアノの音
3)グランドピアノとの出会い
4)再会


我家にピアノという楽器が来る前、私の家には、祖父の家から持ってきた電子ピアノがありました。3才の誕生日に祖父からもらったものだと思います。記憶は定かではありません。その楽器はスイッチを入れると、「バチバチ」という今にも感電しそうな楽器でした。小学校3年の時に、その楽器が音を失いました。そうです。壊れてしまったのです。そこで、祖父はうちの両親にピアノの購入を勧めてくれました。当時100万円以上(今から●●年以上(笑)前の話です)もする、「イースタン」というアップライトピアノです。それが、そもそも私のピアノ人生をここまで導いた楽器です。


2)イースタンピアノの音・・・・・・
それは、とても大きい音量を持った、アップライトピアノにしては、グランドピアノ並のいい楽器でした。ハンマーやアクションはドイツ製(多分ですがレンナー社製のハンマーにレスロー社製のワイヤー)だったと思います。背丈は135センチ以上、幅も150センチくらいあり、鍵盤が妙に重たく、音足の長い、豊な音量と音質が魅力的でした。ただ、ペダルを外しても音が残るくらい共鳴がすごく、弾いていて、いつもおふろの中での演奏状態でした。外国製のピアノは響きが厚く、残響も多いですが、このピアノも国産ですが、その例にもれず、かなり響きの豊かな楽器でした。ちなみに今でのこのイースタン(EASTERN)はマニアの間で貴重なピアノということで、私も大切にしたいと思います。


3)グランドピアノとの出会い・・・・・
はじめてグランドピアノというものを弾いたのは小学校の時の発表会だったと思います。何の銘柄かは忘れてしまいました。しかし、ある時ものすごい衝撃を受けたピアノに出会いました。それは当時中学1年のピアノ発表会のときに、銀座のガスホールに入っていたニューヨークスタインウェイ(だったと思います。それもBモデルだったと思います。)です。音の伸び、音量、音色どれをとっても、すばらしいの一言。まるで頭を殴られたようなショックでした。それ以来、私はスタインウェイというピアノにとりつかれてしまったのです。


グランドピアノとの出会いパート2・・・・・我家にグランドピアノがやってきた……
それは、大学受験を終え、1年生の冬、それまでもっていたイースタンのアップライトはそのままで、高校生当時に師事していたピアノの先生が別の教室で使っていたヤマハのG3を貸してくれました。当時、この型のピアノは、設計がベヒシュタインのモデルから派生したもので、とてもいいものだということでお借りしたのです。でも実際は、高音部は針金のような金属音を伴った音で、いつもきんきんしてしまうし、低音はとてもバスというには程遠いものでした。とくモシュコフスキの練習曲などを弾いていました。ただ、グランドピアノのタッチを学ぶには、とてもいい重さをもったピアノで、今の私のタッチを作った大もとの楽器であります。結局、それを機に、その後にグランドピアノを買うことになり、そのピアノは結局1年少々使用しましたが、いまはどこにあるのかなぁ・・・・・。


グランドピアノとの出会い・・・・・・・やっと手に入れた自分の楽器。それはディアパソンの183cmのピアノ。決して一本張りではありませんが、浜松まで師匠と選定にいって、納得して購入したものです。嬉しかったぁ・・・・。なにせ、周囲のひとは、ピアノはあって当たり前という世界にいたのですから。この楽器、周囲の苦情から結局少しの時間しかなりませんでした。大学時代はこのピアノが来る直前から下宿をしたため、部屋にはいったは良いのですがその後の近所からの苦情でなかなか下宿での練習ができなかったのです。大学の練習室での練習ばかりで、今思えば、もったいない使用でした。その後留学をし、通産で7年くらいあまり弾かれないピアノとなり、留学時代は福岡の実家の湿気の多い部屋に放置状態、帰国してから鹿児島へもってきましたが、就職してからすぐの1年間は、鹿児島でディアパソンのすばらしい調律師であるMさんに修理をしてもらい、その後さすがベヒシュタインモデルといわれるまでに回復し、かなり良い鳴りになりました。復活してから、ずいぶん多くの門下生もこのピアノで音作りをし、テクニックを学び、コンクールなどで優秀な成績でしたから、ありがたかったです。いまでも、門下生の家に立派に存在しています。家にあった最後の3年くらいは、相当木も落ち着いて、部屋が乾燥しているおかげで、ヨーロッパにいるような鳴り方をしていました。また、ベヒシュタインを設計モデルにしているだけあって(大橋デザインなのだ!)高音部の張りは、どこの国産や下手な外国製ピアノより豊かに鳴るのでありました。やはり、多くの人に支持されたディアパソンですが、すばらしいピアノでした。


4)再会・・・・・・・それは忘れもしない高校2年、ピアノの先生が代わって、その先生宅を始めて訪問した日、先生のレッスン室には2台のグランドピアノがありました。1台はブリュートナーのグランドピアノ。もう一台がNYスタインウェイのB。どちらもものすごく良い音のする楽器で、レッスンを受ける事のできる幸せを感じたものです。それから10年後、我家に1台目のスタインウェイがやってきました!!長年待って、自分の納得する音をもったピアノ・・・。これはロミオとジュリエットとでも申しましょうか、ほんとに感動物です。まさしく出会いの始まりでした。選定した時の話は興奮してしまいますので、後程!

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