演奏活動の記録 2003
 第22回 田苑酒蔵 サロンコンサート〜4人で紡ぐメロディー、それは春の陽気にも似て〜
●2003年4月20日
●田苑栗源酒造(株)焼酎資料館
●中村八大:上を向いて歩こう
  アミジング・グレース
  ショパン:幻想ポロネーズ 
  吉嶺史晴:ごんぎつね
●地元の酒造会社の主催による、大きな歴史的にも立派な酒蔵での演奏会で、
  鹿児島出身で、リコーダー奏者の吉嶺史晴氏、そのお弟子さんの菅圭さん、
  そしてヴォーカリストの有馬美津子氏との共演で、ポピュラーを中心にした
  コンサートでした。当日は満席の聴衆約300名に囲まれ、すばらしい演奏会
  になりました。この時期、やはり同じようなプログラムで鹿児島国際大学でも
  演奏会(キャンパスコンサート)を行いましたが、好評でした。最後の曲「ごん
  ぎつね」は、吉嶺氏の作曲でしたが、細部まで凝っていて、ピアノのあらゆる
  音(例えば鍵盤の下の板をたたくとか・・・)をつかい、ピアノを弾きながら
  別の派^かっしょンをしたり、ピアノ線をはじいたりと色々でしたが、貴重な
  体験でした。おそらく、作曲者ご本人はぜんぜん納得されてはいないで
  しょう・・・。
 
 ベートーヴェン 後期3大ピアノソナタの夕べ 
●2003年7月5日
●かごしま県民交流センター 県民ホール
●ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 作品109
            ピアノソナタ 第31番 作品110
            ピアノソナタ 第32番 作品111
●昔からの念願で、後期の3つのソナタを勉強したら、必ず全てを一晩の演奏会
  で演奏するという願いがかなったリサイタルでした。そして、初めて自分の
  名前を前面に出すのではなく、テーマ性を持った企画でした。この演奏会
  は、とても貴重な体験で、改めてベートーヴェンの偉大さを感じました。
  県民ホールはこの年に出来たばかりのホールで、ピアノも新しいもので、
  私が四人目の使用者だったそうです。
 
 フロイデ 第2回 ふれあい クリスマスコンサート
●2003年12月20日
●阿室小・中学校
●ショパン:ノクターン 作品9−2
  ベートーヴェン:エリーゼのために
●第2回目のコンサートは奄美大島の宇検村という所で開催されました。
  当日は天候が悪く、冷たい雨の降る中の準備でしたが、出演者の皆さんも
  協力し合い、とても素敵な演奏会になりました。地元の人々も、コーラスで
  参加し、音楽のすばらしさを強く感じた思い出深い演奏会でした。
  トークと演奏を交えてしました。
 
 鹿児島国際大学 創立70周年記念コンサート
   〜中村智子、ウーヴェ・ハイルマン ジョイントリサイタル〜
●2003年10月31日
●鹿児島県民文化センター
●リヒャルト・シュトラウス:なが髪をわがこうべに 作品19−2
                 夜  作品10−3
                 ああ恋人よ、さらば  作品21−3
                 明日の朝  作品21−4
                 万霊節  作品10−8
                 献呈  作品10−1
                 赤いバラ
                 したしき幻影  作品48−1
                 子守歌  作品41−1
                 ときはなたれた心  作品39−4  以上、中村智子氏
  シューベルト:「冬の旅」 作品89より
           1 おやすみ
           3 凍れる涙
           5 菩提樹
           6 あふるる涙
          11 春の夢
          14 霜おく頭
          19 幻
          21 宿屋
          23 幻の太陽
          24 辻楽師              以上、ウーヴェ・ハイルマン氏
●この演奏会は、とても印象に残るものでした。というのも、私が好きな曲
  ばかりで、さらに、いつか演奏したいと常に思っていたものが、一度に
  きたからです。共演者のお二人は、すでに何回も共演しているのですが、
  いつもすばらしいヒントを下さいます。伴奏の醍醐味を味わえた演奏会で、
  また、いつか同じプログラムを演奏したいと強く思いました。

 

2004年へ

2002年へ