第15回バッハの学校鹿児島講座のお知らせ

今回は8月最終の土日に開催いたします。インヴェンションの隠されたメッセージについて気付かせていただきます。
どうぞ、受講してください。

●第15回鹿児島講座について:講師 丸山桂介先生

第1日目:2019年8月31日(土) 9:30~12:00:講座
               13:00~15:30:講座
               15:40~17:40:講座
第2日目:2019年9月1日(日) 9:30~12:00:講座
               13:00~15:00:講座

バッハの『インヴェンション』発見

<概要>
曲集のタイトルに用いられた「インヴェンション」inventioは、元は修治・弁論術に使われて演説の「テーマ」ないし語るべき事柄の「発見」「着想」を意味する用語でした。
弁論や演説の方法は古代ギリシア・ローマで確立され、やがてイタリア・ルネサンスの頃から音楽作品や演奏の纏め方として音楽の領域に転用されたものです。バッハの曲集も改める迄もなくこの伝統に立つものです。従ってこの曲集に収められた作品を演奏するためにはバッハがその作品で何を「着想」しその着想した「テーマ」を巡って音による弁論をどのように「展開」させたか、その手法ないし語り方を理解する必要があります。
今回の講座では E Dur を例に、このようなバッハにおける inventio について学習します。バッハがこの作品で語った「着想」= テーマについて検討し、そのテーマの内容について、バッハの他作品も参照しながら検証します。その検討から果たして何が現れるか ー いわばバッハ「発見」 のひととき。

<講義教材>
•インヴェンションE-dur 丸山先生の論文
•インヴェンションの楽譜
※丸山先生の論文をお持ちでない方は、学生 ¥1000ー 一般 ¥2000ー で購入できます。

<講座場所>
鹿児島国際大学8号館の4階8409教室

2019年07月24日